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クラミジアのためのアジスロマイシンの副作用

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クラミジアの薬

クラミジアで病院を受診したときに行われる治療は、多くの場合は飲み薬となります。
この病気に有効とされる抗生物質があるため、その飲み薬を処方されるのです。
あとは用法用量を守って服用していきます。
これでクラミジアが治ることも多いのですが、副作用が気になる方もおられるでしょう。
クラミジアのときに出される薬の一つになるのがアジスロマイシンという抗生物質です。
これにはどんな副作用があるのでしょうか?

実際に自覚することの多い副作用として下痢があります。
下痢は抗生物質を飲んだときの主な副作用となっています。
普段は下痢をしない方でも比較的下痢をすることが多くなります。
これは抗生物質の効果によるやむを得ない副作用となるのです。
この薬は体内にいる細菌を殺す効果があります。
クラミジアの原因は細菌ですから、これに効く抗生剤としてアジスロマイシンなどを飲むことでクラミジアの細菌を殺し、この病気を治すのです。

そのための抗生剤ですが、クラミジアの細菌だけを狙い撃ちにできるわけではなく、体内にいる別の細菌も同じように殺すことになります。
その結果、正常なお通じに必要な腸内細菌も殺すことになり、腸内細菌のバランスが崩れます。
このおかげで普段よりも正常なお通じにならないことが多く、下痢をすることも多くなるのです。
抗生剤の副作用としてよくあるもので、クラミジアの治療のためにアジスロマイシンを飲んだときに経験することの多い副作用となるでしょう。

この治療を続けている間は普段よりも下痢をしやすいため、冷たいものや消化しづらいものは控えるといいです。
また、一緒に飲める整腸剤を処方してもらえると少し副作用が軽くなります。

その他にも副作用はある?

下痢ほど自覚しやすい副作用がほかに出るとは限らないのですが、抗生剤は比較的強い薬となるため、クラミジア治療のためにアジスロマイシンを飲んだときにはほかにも副作用のリスクはあります。
重大な副作用としてアナフィラキシーショックもあります。
呼吸困難やめまい、じんましんなど複数の症状をともなう激しい反応となり、これが出たときは命の危険もあるため、救急車が必要になることも多いです。

このほかにも重大な副作用が起きる可能性はあるのですが、もちろんその可能性が比較的高いわけではありません。
薬を飲んでも何事もなく治療を終えられる方もよくおられるのですが、可能性としてはこのような重大な副作用もありえることは知っておくといいです。
不安な方は処方時に医師までよく確認するといいでしょう。