咽頭クラミジアは軽い風邪のような症状、もしくはまったくの無症状となることが多いため、日常生活にはあまり影響がないようにも思えるでしょう。
すると治療が後回しになったり、そのうち治るだろうと放置したりすることもあるかもしれません。
性病は自然治癒があまり期待できないため、咽頭クラミジアも治療が遅れると悪化する恐れがあります。
喉の痛みが強くなり、食事や発声がつらくなったり、発熱や頭痛をともなったりすることもあります。
細菌感染が疑われる場合、内科や耳鼻科で抗生物質が処方されますが、それが咽頭クラミジアが悪化したものだと気づかなければ適切な治療が行えません。
咽頭クラミジアは検査を受けないと医師でも風邪などとの見分けが困難な場合が多く、内科や耳鼻科にただ行くだけでは治らない場合がある点に注意が必要です。
悪化する前、そして悪化したあとも、咽頭クラミジアに感染する出来事に心当たりがあった方は性病の可能性も考えてみてください。
医師の診察だけでは咽頭クラミジアかどうかわからないなら、ある程度は自分で感染の判断をしないといけませんよね。
いつ、どのようにして咽頭クラミジアになるのか知っておくことが大事です。
これは性病の一つになるだけに、感染の原因はやはり性的な接触となります。
最近はオーラルセックスを行う方も増えています。
口と性器が触れ合うこの行為が咽頭クラミジアに感染する主な原因の一つです。
相手の性器がクラミジアに感染していなければ大丈夫なのですが、すでに感染していた場合、この行為がきっかけで咽頭クラミジアになる可能性があります。
さらに喉から喉へという感染ルートもあります。
すでに咽頭クラミジアに感染している方が誰かとディープキスをすると、その行為により相手の喉が感染する場合があるのです。
このような性的な接触があった方で、軽い風邪のような症状が続いていたり、喉の調子が悪化したりした方は、咽頭クラミジアを疑ってみるといいでしょう。
すでに悪化してしまうと治るのか心配になるかもしれませんが、適切な治療を受ければ十分に完治する病気です。
クラミジアの原因は細菌ですから、これに効く抗生物質が特効薬となります。
検査を受けて感染が確認されれば薬が処方されます。
あとはそれを医師の指示通りに飲み続ければOKです。
咽頭クラミジアはうがい液の検査によって感染を確かめられます。
喉の調子が悪化しているなど明確な症状があれば、性病を診ている病院で最初から保険診療を受けられますから、気軽に性病科などで相談してみてください。