クラミジアになったかもしれない、もしくは感染が正式に発覚したときはパートナーも検査を受けましょう。
この病気の感染経路は性行為などの性的接触となるため、パートナーがいるときは相手も感染している可能性が高いためです。
これはたとえ自覚症状がないときや、直接の性行為を避けているとき、必ず避妊をしているときでも同じです。
クラミジアは自覚症状が出るとは限らない病気で、特に女性は無症状のケースがよく見られます。
感染部位は性器のほかに喉もあるため、オーラルセックスをしていても感染します。
コンドームをつけていても感染を100%防げるわけではありません。
このようなことでクラミジアの疑いがある、もしくはそれが判明したときはパートナーも感染の疑いがあるため、検査を受けるのがおすすめなのです。
クラミジアの検査と治療について、男性の性器の症状は泌尿器科で、女性や喉のクラミジアの症状は性病科などで対応しています。
どこに行くか迷ったときは泌尿器科、性病科の両方を標榜している病院を選ぶといいかもしれません。
そのような病院もよく見つかります。
女性の場合は婦人科でも対応できることが多いです。
病院を受診するとクラミジアの検査が最初に行われます。
感染部位に応じて尿、うがい液、おりものなど、何らかの採取物を取る検査となります。
この検査により自覚症状がなくても感染の有無がわかるのです。
感染がわかったらクラミジアを除去する治療が行われます。
原因は細菌ですから抗生物質が有効となり、飲み薬や点滴などでそれを投与するのです。
抗生物質を1回入れればすぐ治るわけではなく、一定期間ずっと薬を入れ続ける必要があります。
医師の指示にしたがって治療を継続しないと完治せずに再発する場合がありますから、最後まで治療を継続してください。
このような検査や治療をパートナーもやらないと、クラミジアを完治させてもそのパートナーが新たな感染源となり、また病気が再発することになります。
2人そろって治療を進めないとお互いがお互いに感染させあうことになり、いつまでたっても治療が終わらないのです。
パートナーがいれば性的接触があるのは自然なことですが、それこそがクラミジアの主要な感染経路になっているため、もしクラミジアになったかもと思ったり、感染が正式に発覚したりしたときは必ずパートナーも検査や治療を受けてください。