性病になると自然治癒で治ることはほとんどないため、病院での治療が必要になりがちです。
このときに気になるのが治療費ですね。
たとえばクラミジアになった場合、治療にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか？
まず治療費として必要なのが検査費用です。
クラミジアは医師の診察だけで診断と治療開始ができるわけではなく、まず検査となります。
このための費用ですが、症状が出ていれば保険適用となります。
このときは診察料と検査代合わせ、一つの性病の検査あたり3000円ほどとなりますね。
クラミジアの治療のための検査ですが、症状がない場合はどうかというと、実はこのときは保険適用がありません。
検査費用から保険が適用されるのは、排尿時の痛みなどすでにクラミジアの症状が疑われる症状が出ている方のみとなります。
男性の場合は症状が出る方も多いですが、無症状となる場合もないわけではありません。
そのときの検査費用は自費診療となるため、検査費用は病院次第となります。
ある病院では、自費診療でクラミジアの検査を受ける場合、診察料として3000円、これとは別に検査料として一つの性病の検査あたり3000円となり、保険診療よりは費用が必要になることが多いですね。
クラミジアの性病治療費としてまずこれら検査費用がかかることをチェックしておいてください。
検査を受けた結果、クラミジアだとわかった場合、保険診療の病院を利用していれば以降の治療は保険適用とできることが多いです。
このときにかかる治療費はまず再診にかかる診察料があります。
これは初診より安くなるうえ、検査を受けた直後なら再検査はまだ必要ない場合が多く、保険適用となれば700円ほどで済む場合が多いですね。
あとはクラミジアに効く抗生物質を処方されるのですが、一週間分で2000円ほどになります。
これだけで治療終了となれば治療費もそれほどかからないのですが、クラミジアなどの性病治療は一度の受診や抗生物質の使用ですぐに完治するとは限りません。
医師の判断でまた抗生物質を引き続き使うこともあります。
さらに治ったかどうかを調べるため、再度検査を受けることもあり、その際にはまた検査料が必要になります。
受診のたびにかかる再診料や抗生物質の薬代、医師の判断で実施される再検査の費用などを合わせて、クラミジアの治療費は保険適用でも合計1万円以上必要になる場合もあります。
性病は専用の検査や高価な薬が継続的に必要になることが多く、風邪などの診察や治療に比べて費用の総額が高くなることも多いですから、そのつもりで治療費を準備しておくといいでしょう。
